○1999
○村上春樹
○スプートニクの恋人
○B+
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村上春樹の小説はいつも読むたびに思考停止状態にさせられている気がしてくる。
非常によく出来た恋愛小説として読まされている感が…
終わり方が、今まで読んだ中での彼らしくないな、と。彼女は戻ってくるべきだったのか?
どうしても、彼の小説を読むときに主人公と日本を被せて読んでしまう。
“k”は夏目漱石から?
半身となったミュウがどうしても朝鮮半島のイメージになってしまう。
ギリシャ(トルコとヨーロッパの境目、と描かれるのも気になる)に向かうのも、三島由紀夫や、ロマンティシズムへの言及に感じる…
すみれと“K”という“日本”とミュウとの関係?それともアジアとヨーロッパ?
そういうわけ方をしてしまうことが村上春樹を読むのにふさわしくない?
にんじんはじゃあルナールへの言及か?
“家族”への言及がなされているのもおもしろい。
父親がこれだけ大きく参加するのは今まで読んだことがなかったから…
ただ、やっぱり“ぼく”と“にんじん”には父親不在なんだなぁ。